この記事では、「やり抜く力」と「責任感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やり抜く力」とは?
 やり抜く力は、やりぬくちからと読むのが正しい読み方となっているのです。
 文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、最後までやり通すといった意味を持っているやり抜くの文字に、ちからや物を動かす作用等の意味の力の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
 だからこそやり抜く力は、目標とか目的に対して情熱的に取り組みつつ、困難や挫折あっても諦める事なく努力し続ける力を表すのです。
 つまりは目標達成に対する、粘り強さを意味する言葉となっています。
「責任感」とは?
 責任感は、せきにんかんと読むのが正解な言葉です。
 漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、負わなければならない義務とか任務等の意味を有する責任の漢字に、心の動きやかんじといった意味がある感の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
 以上の事から責任感は、自分の仕事や行動等に対して責任を果たそうとする気持ちを示すのです。
 具体的には、責任感が強い人とか、責任感がない人といった使い方を見掛ける事が出来ます。
「やり抜く力」と「責任感」の違い
 やり抜く力と責任感の文字表記を並べて見比べてみると、使用している文字も読み方も全然違う言葉同士である事に直ぐに気付けるものです。
 所が表現する意味には、幾分似ている部分もなくはないため、混同する恐れはないとは言えません。
 とはいえ表現する意味のニュアンスには違いがあるので、それぞれの言葉の意味を把握すれば、問題なく使い分けが出来ます。
 まずやり抜く力は、困難や挫折があろうと目標等を最後までやり抜こうとする力を表すのです。
 一方の責任感は、自分の仕事等に対して責任を果たそうとする気持ちを示します。
まとめ
 2つの言葉には共通する文字はなく、読み方も似てはいません。
 ですが指し示す意味には似ている所もなくはないので、ごっちゃになってしまう人もいるのです。
 故にそれぞれの言葉の意味をきちんと理解しておく事が、上手に使い分けを行うのに必要となります。
 ちなみにやり抜く力は、目標に対して情熱を持って取り組みつつ、挫折や困難に負けずに行い続ける力という意味で使われる言葉です。
 対する責任感は自分の仕事や行いに対して、責任を負うという気持ちを意味する言葉となっています。



