この記事では、「なあなあ」と「慣れ合い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なあなあ」とは?
「なあなあ」は、「なあなあになる」や「なあなあの間柄」「なあなあで話を付ける」などといった形で用いられる言葉です。
この「なあなあ」が持つ意味は、相手と適当に折り合いをつけ、いい加減に事を済ませることです。
つまり、「なあなあの間柄」とは、折り合いをつけいい加減に事を済ませることができる間柄ということになります。
他の言葉で言えば、「緊張感がない」や「妥協的」「いい加減」「雰囲気に委ねる」などになります。
「慣れ合い」とは?
「慣れ合い」とは、密かに通じ合いグルになって事を進めることを意味します。
そのほか、男女が慣れあうことや慣れ合い夫婦の略として用いられることもあります。
「慣れ合い」の「慣れ」には、何度も同じことを繰り返し馴染むこと、いつも繰り返してきた行い、といった意味があります。
他の言葉で言えば、「緊張感がない」や「妥協的」「いい加減」「雰囲気に委ねる」などになります。
「なあなあ」と「慣れ合い」の違い
「なあなあ」と「慣れ合い」の違いを、分かりやすく解説します。
「なあなあ」も「慣れ合い」も似たような意味を持つ言葉です。
どちらも、互いの関係性が良好な間柄で行われることを意味します。
そのうえで、「なあなあ」の場合は、いい加減に事を済ませるといった意味があるものの、「慣れ合い」には、いい加減に事を済ませるといった意味は含まれません。
あくまでも、互いがグルになり事を進めるといった意味のみになります。
その点に違いがあります。
「なあなあ」の例文
・『彼と私は、なあなあで今までやってきました』
・『私は仕事においても私生活においても、なあなあの関係は苦手です』
「慣れ合い」の例文
・『慣れ合いで大切なことを決めてはいけないと思う』
・『今まで慣れ合いでやってきたことに口を挟むことはできなかった』
まとめ
類義語関係にある2つの言葉ですが、以上のような微妙な違いが存在します。