「無くす」と「失くす」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「無くす」と「失くす」の違いとは?違い

この記事では、「無くす」「失くす」の違いを分かりやすく説明していきます。

「無くす」とは?

無くすは、なくすと読むのが正解な言葉です。

文字で記載されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、ないとか存在しないといった意味を持っている無の漢字に、平仮名のくすを加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から無くすは、あったものが無くなる、という意味を示すのです。

持っていたものを失う等の意味を持ちますが、意図してあった状態のものを無い状態にするという意味にもなります。


「失くす」とは?

失くすは、なくすと読むべき言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、なくすやうしなうといった意味の失の漢字に、くすという平仮名を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ失くすは、持ち物を失ってしまったり、なくしてしまう事を表すのです。

ただし失くすは、国語辞典にも載っていない事があるため、慣用的な漢字表記となっています。


「無くす」と「失くす」の違い

「無くす」「失くす」の違いを、分かりやすく解説します。

無くすと失くすの文字表記を比較してみると、最初の漢字が無と失という違いがある事に直ぐに気付けるものです。

所が後に続くのはどちらも平仮名のくすであり、読み方も同じなくすであるため、かなりややこしい組み合わせの言葉同士と言えます。

ただし失くすは、意図的にない状態にするとか、今まであったものを失うという意味を示すのです。

一方の失くすは、持ち物等を失うという意味ですが、こちらは国語辞書にも掲載されない事があるため、慣用的な表現の言葉となっているのです。

まとめ

2つの言葉は、共通する文字があるだけでなく、読み方も同じで、指し示す意味合いも似ています。

ですが無くすは、意図して無い状態にするや、ものを失うという意味の言葉です。

対する失くすは、所有物等を失うという意味ですが、国語の辞書にも掲載されない事もある言葉となっています。

故に失くすは、慣用的な漢字表記として用いられている言葉です。

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