「親密」と「密接」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「親密」と「密接」の違いとは?違い

この記事では、「親密」「密接」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「親密」とは?

まるで親子のように心が結びついている様子を「親密」【しんみつ】といいます。

問題が起きても相手を信頼して一緒に解決するために行動する相手との関係性を指すのです。

このような人には家族の問題や金銭的な悩みを打ち明けられますし、災害が起きればいち早く手を差し伸べてくれます。

使い方としては、「親密な間柄」というように、肉体的に深く関わり合っている状態を表す言葉です。


「密接」とは?

2つの物がぴたりと隙間無く触れ合い、くっつく状態を「密接」【みっせつ】といいます。

空気すら入り込めないほど2つの物がつく様子を指すのです。

それほど2つの国は仲が良く、それぞれが頼りにしていると分かります。

非常に関係性が深く、お互いを必要としている存在であると2つの言葉で伝えられるのです。

それほど互いに頼りにしていて、影響を与える存在という意味で使います。


「親密」と「密接」の違い

「親密」「密接」の違いを、解説します。

肉体的であったり、隣国で貿易するほど付き合いがある、両家はかなり強い絆で繋がっている仲良しという関係性を「親密」といいます。

もう一方の「密接」はぴたりと隙間なく付いた状態を伝える言葉であり、いかに関係性が強い物同士であるかを表す言葉です。

電気を作る場所とそこに住む人は深く関わりがある生活を送っていたり、左右の建物が隙間なく建つ状況を表します。

「親密」の例文

・『上司と社員が親密な関係にあることは誰もが知るところだ』
・『汚染水を流すのは、親密な隣国との関係を悪化させる』

「密接」の例文

・『米作りには水が密接しているため、雨が降らないのは致命的だ』
・『密接に関係する企業同士が新商品を開発して売り出した』

まとめ

深く関わり合っている状態を指す言葉を2つ取り上げましたが、どのような物や人であるときどちらを使うか学んでみるといいでしょう。

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