「盛り上がる」と「大いに沸く」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「盛り上がる」と「大いに沸く」の違いとは?違い

この記事では、「盛り上がる」「大いに沸く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「盛り上がる」とは?

「盛り上がる」とは、「多くの人たちの気持ちが高まってにぎやかになってくる」さまや「特定の場所に大勢の人が集まって楽しそうに振る舞う」様子などを示す言葉です。

また、それまでの流れが急になったり展開などが通常時よりも目まぐるしく変わっていくなどというニュアンスでも用いられている文言になります。


「大いに沸く」とは?

「大いに沸く」とは、「数多くの人たちが大変沸き上がっている」さまや「人々があることに熱狂している」様子などを示す言葉です。

「盛大に沸き上がる」あるいは「大盛況になる」などという意味合いで使われており、それまでに見られなかった勢いや人々の力などが表面化するなどというニュアンスで使用されています。


「盛り上がる」と「大いに沸く」の違い

「盛り上がる」「大いに沸く」は、どちらの語句もそれまでの程度が急に高まったり人々が興奮するなどという意味合いで使われている文言です。

それぞれの言葉は似ている意味合いで使われることもありますが、「平たんな場所が他のところよりも高くなってくる」という意味をもつ「盛り上がる」に対して、「大いに沸く」は物理的なものが高くなるのではなく、人の気持ちや街の状況などが高まっていくなどというニュアンスで使われているという違いがあります。

「盛り上がる」の例文

・『お祭りが盛り上がるのは盆踊り大会が始まるころでしょうね』
・『新しい観光地が盛り上がる一方で、古くからある温泉街などは閑散としています』

「大いに沸く」の例文

・『ワールドカップサッカーの開催地に決まったことで多くの国民が大いに沸く状況が生まれています』
・『新しいショッピングモールが大いに沸くのはいいことですが、これを続けなければなりません』

まとめ

「盛り上がる」「大いに沸く」は、どちらの語句も「人の気持ちや気分などが高まる」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際には、それぞれがもっているニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。

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