この記事では、「実施要領」と「マニュアル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実施要領(じっしようりょう)」とは?
「実施要領」は総務省のサイトによると「監査委員が行うこととされている監査や検査、審査、その他の行為を監査基準に規定する項目のうち、とりわけ、留意を要する事項に係る実務のあり方について、詳細な説明、具体的、望ましい実務を記載するものである」と記されています。
「実施」は「法律や計画などを実際に行うこと」を意味し、「要領」は「物事において最も重要な点」や「物事の要点を掴んだうまい処理のやり方」という意味を表す言葉です。
つまり、「実施要領」は「法律や計画をやるに当たって最も重要な点」というニュアンスを表す言葉だと言えるでしょう。
「実施要領」の使い方
「実施要領」は名詞として使われています。
「マニュアル」とは?
「マニュアル」は「機械や道具、アプリケーションなどの使用説明書や取扱説明書」、「作業の手順などを体系的にまとめた冊子など」、「操作などが手動式であること」を意味する言葉です。
「マニュアル」という言葉は、「手の」や「手先の」、「手でする」、「手動の」という意味を含める英単語“manual”に由来する外来語です。
「マニュアル」の使い方
「マニュアル」は名詞として使われています。
「実施要領」と「マニュアル」の違い
「実施要領」には「法律や計画をやるに当たって最も重要な点」という意味合いが含まれています。
一方、「マニュアル」は「機械などの使用説明書や取扱説明書」「作業の手順などを体系的にまとめた冊子など」、「(車など)操作などが手動式であること」を意味します。
したがって、二語の間にはニュアンスに微妙な違いがあると解釈できるでしょう。
「実施要領」の例文
・『ホームページに実施要領を載せておりますのでご一読ください』
「マニュアル」の例文
・『操作する前に必ずマニュアルを読むようにしなければならない』
まとめ
「実施要領」は主に「法律や計画をやるに当たって最も重要な点」というニュアンスを表します。
一方、 「マニュアル」は「機械や道具、アプリケーションなどの使用説明書や取扱説明書」、「作業の手順などを体系的にまとめた冊子など」、「(車など)操作などが手動式であること」を意味する言葉ということでした。