この記事では、「白檀」と「サンダルウッド」の違いを分かりやすく説明していきます。
「白檀」とは?
「白檀(ビャクダン)」とは、ビャクダン科ビャクダン属に分類されている半寄生の熱帯性常緑小高木のことを意味しています。
インドが原産で、樹高は3m〜10mくらいあります。
「白檀」の開花時期は5月頃で、円錐花序の小さな花が咲きます。
花の色は黄白色から紫色や暗赤色に変わっていきます。
「白檀」の果実は赤色から黒色に熟していきます。
果実は球形で、径は1㎝程です。
「白檀」は芳香があり、香木は仏縁や扇などに用いられています。
精油は「白檀油(サンダルウッド・オイル)」として、アーユルヴェーダなどに利用されています。
また、薬用にもなっています。
「サンダルウッド」とは?
「サンダルウッド」とは、「白檀」のことを指しています。
古代インドのサンスクリッドで、「チャンダナ」と呼ばれていました。
「サンダルウッド」は「チャンダナ」が語源になっているとも言われています。
「白檀」と「サンダルウッド」の違い
「白檀」と「サンダルウッド」の違いを、分かりやすく解説します。
「白檀」と「サンダルウッド」は同じ植物を表しています。
「サンダルウッド」は「白檀」の英語名の読みを日本語のカタカナ表記にしたものです。
「白檀」と「サンダルウッド」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「白檀」の別称には、「サンダルウッド」、「センダン」などがあります。
また、「白檀」の英語表記は「sandalwood」、「Indian sandalwood」などになります。
「栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)」ということわざがあります。
「栴檀」は「白檀」のことで、「白檀は双葉の頃から香気を放つように、大成する人は幼い頃からすぐれている」というたとえになっています。
今回は「白檀」と「サンダルウッド」の意味や違いなどについて述べてきました。
「白檀」と「サンダルウッド」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。