この記事では、「バラバラ」と「パラパラ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「バラバラ」とは?
1つに束ねていた紐が切れたとき、左右前後に散らばってしまう状態を「バラバラ」と表します。
例えば、板を束ねておいたところに人がぶつかった勢いで今の状態が乱れて、地面に乱雑に倒れる様子を指すのです。
また、一箇所にまとまって置いたビー玉や釘といった小さな物が転がり、広い範囲に散らばって容易に集められない状況でも使われています。
「パラパラ」とは?
まとまっていたものが人の手を加えたとき多数のものに分かれていく状態を「パラパラ」といいます。
例えば、ノートを捲るときやご飯を炒めて水分が減り、火がしっかり通ったときの音を例えるのです。
他にも雨が降り始めるとき粒が上から落ちてくる状況を表します。
このように、1つのものに何らかの力が加わったとき分解した、方々に軽いものが落ちていく様を音で例えるのです。
「バラバラ」と「パラパラ」の違い
「バラバラ」と「パラパラ」の違いを、分かりやすく解説します。
擬音語として使われている言葉ですが、1箇所にまとめておいたものが衝撃を加えると左右前後へ無造作に散乱するときの音を「バラバラ」と落ちる音を表します。
糸がいきなりぷつんと切れて、珠が地面に落ち、かなり散らばる様子を表す音を指すのです。
もう一方の「パラパラ」は水分が含まれていたものから水分が蒸発して軽くなり、粘りが無くなる状態を表したり、小さな雨粒が空から落ちてくるときの音を表します。
「バラバラ」の例文
・『敵は空から爆弾をバラバラと落として去って行った』
・『行方不明の男性が地下からバラバラ死体となって発見された』
・『踊り子のバラバラな動きを指導し直して改善させた』
「パラパラ」の例文
・『海から出て服を乾かし、手で叩けば砂がパラパラ落ちてきた』
・『万遍なく味が付くように高いところから山椒を振りかけた』
まとめ
擬音語として使われている言葉ですが、散らばる様子を表すか、軽いものが広い範囲に落ちる音を表現するかに違いがあります。
もう少し深堀して、音をうまく伝えてみるといいでしょう。