「罹患者」と「感染者」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「罹患者」と「感染者」の違いとは?違い

病気にかかった人を表す言葉には「罹患者」「感染者」があります。

この記事では、「罹患者」「感染者」の違いを分かりやすく説明していきます。

「罹患者」とは?

「罹患者(りかんしゃ)」とは病気にかかった人を表す言葉であり、色々な病気に対して使うことが可能です。

この言葉に使われている「罹患」は病気にかかるという意味で使われており、病気にかかる割合を示す言葉には「罹患率」が使われます。

「罹患」の類義語には「発病」「罹病(りびょう)」があり、こちらも様々な病気に対して使うことが可能です。


「感染者」とは?

「感染者」とは特定の病原体やウィルスにかかった人を表す言葉であり、これによって体調不良や症状が発生している人を表します。

「感染者」はその病原体やウィルスによっては特定の処置や隔離が必要となることから、「感染者」の状態や割合などを把握することは何よりも重要視されます。

「感染者」は原因となる病原体やウィルスによっては潜伏期間が違うこともあり、症状が出なくても感染している人も存在するのが特徴です。


「罹患者」と「感染者」の違い

「罹患者」は病気にかかった人を表す言葉であり、様々な病気に対して使うことが可能です。

「感染者」は特定の病原体やウィルスにかかった人を表す言葉であり、感染経路や方法によっては適切な隔離が必要となります。

「罹患者」の例文

・『がんの罹患者と生活習慣病の関係性をまとめた論文を調べています』
・『難病の罹患者に関してはまだまだ色々な法整備や制度が足りないと思っています』

「感染者」の例文

・『特定の蚊を媒介としていることから、感染者は限定された地域のみで発見されました』
・『ゾンビ映画では感染者が襲ってくることが多いのですが、動きが遅いのでよく倒されます』

まとめ

「罹患者」は病気にかかった人を表す言葉であり、その中でも病原体やウィルスにかかっ他人は「感染者」と呼ばれています。

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