物事や話の重要な点を表す言葉には「本筋」や「本質」があります。
この記事では、「本筋」と「本質」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本筋」とは?
「本質」とは本来の筋道を表す言葉であり、物事の中心点や正当な道理を表す時に使います。
「話の本筋」とはメインとなっているテーマや議題を表す言葉であり、脇道に逸れてしまった場合は「話の本筋を戻す」ことで本題に戻ることが可能となります。
「本筋」はこれ以外にも正当な血統や本来の流派を表す時にも使うことが可能です。
「本筋」の類義語には「本道」があります。
「本質」とは?
「本質」とは物事や事象の根本的な要素や性質、本来の姿を表す時に使う言葉です。
「本質」はこれ以外にも倫理学の用語や哲学の用語としても使われています。
「本質」は英語で“essence”と書き、カタカナ語であるエッセンスは色々な場面で使われています。
「本質」の類義語には「本体」や「実体」がありますが、これらは具体的な要素や性質を表す時に使うことが可能です。
「本質」は抽象的な真実や根本的や要素、本来の姿を現す時にも使います。
「本筋」と「本質」の違い
「本筋」は本来の道筋を表す時に使う言葉であり、話の流れを戻す時には「話の本筋を戻す」という風に使います。
「本質」は物事や事象の根本的な要素や性質、本来の姿を表すものであり、重要なものとして扱われます。
「本筋」の例文
・『本筋から逸れてしまったので、もう一度本題に戻りましょう』
・『本筋の血統に関する資料がまるで見当たらないので、これはおかしいと思いました』
「本質」の例文
・『探偵はもっと本質を見ないとダメだと言いました』
・『宇宙の本質は色々な人類が考えてきたことであり、はっきりとした答えは出ていない』
まとめ
「本筋」は本来の筋道や流れを表す言葉であり、「本質」は物事の根本的な要素や性質、本来の姿などを表す言葉です。