「本筋」と「大筋」は間違いやすい言葉であり、それぞれ意味が違います。
この記事では、「本筋」と「大筋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本筋」とは?
「本筋」とは本来の筋道を表す言葉であり、物事や話の中心点や重要な部分を表す時にも使います。
「本筋」は正当な道理や本来の血統を表す時にも使うことが可能です。
会話や議題の主なテーマから外れることを表す言葉には「本筋から外れる」がありますが、こちらは脇道や脱線という言葉で表すことも可能です。
「大筋」とは?
「大筋」とは物事や会話などの大まかな点やまとめ、あらすじ、概要などを表す時に使う言葉です。
「大筋」はある程度抽象的な言葉を使って表すことも可能であり、分かりやすくシンプルな方がよいとされています。
「大筋」の類義語には「あらすじ」がありますが、こちらは物語や話の大体の部分を表す時に使います。
「大筋」は物語や話の全体をまとめたものになりますが、「あらすじ」は物語の最初の部分を紹介する時に使うのが特徴です。
「あらすじ」は「粗筋」や「荒筋」と書くことが可能ですが、基本的にひらがなの名称を使います。
「本筋」と「大筋」の違い
「本筋」は本来の筋道を表す言葉であり、物事や話の重要な点やメインとなる部分を表す時にも使います。
「大筋」は物事や会話の大まかなまとめや概要を表す時に使う言葉であり、商品やコンテンツの紹介に使われます。
「本筋」の例文
・『話が逸れてしまったので、本筋の内容に戻りたいと思います』
・『計画の本筋に入る前に、これまで起こった事件について語り合いましょう』
「大筋」の例文
・『計画の大筋は把握できましたが、細かい点や用語が分からないので少し時間をください』
・『映画の大筋をネタバレなしで書くのは結構難しいものです』
まとめ
「本筋」は物事や話の重要な点を表す時に使う言葉であり、「大筋」はまとめや概要を表す時に使う言葉です。