「小豆粥」と「桜粥」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「小豆粥」と「桜粥」の違いとは?違い

この記事では、「小豆粥」「桜粥」の違いを分かりやすく説明していきます。

「小豆粥」とは?

小豆粥とは、米と小豆を一緒に炊き込んでつくる粥のことをいいます。

日本では小正月の1月15日に小豆粥を食べる風習があります。

小正月は年末から元旦、松の内と続いた正月を締めくくる行事です。

小正月に邪気を払い、1年の健康を願って食べるのが小豆粥になります。

1月15日の小正月は望(もち)の日なので、望粥や15日粥と呼ばれることもあります。

五穀豊穣を願う農耕の神事として行われていました。

小豆粥のルーツは中国で、中国には冬至に小豆粥を食べる風習があります。

一部の地域で1月15日に小豆粥を食べるようになり、それが日本にも伝わったといわれています。

また、小正月以外にも、家を新築した際に小豆粥を振る舞ったり、田植えを行う際などに小豆粥を食べる風習がある地域もあります。


「桜粥」とは?

桜粥とは小豆とお米を炊き込んでつくる粥のことで、小豆粥と同じものです。

小豆を粥に入れると桜色になることから桜粥と呼ばれるようになりました。

また、その色から紅調粥(こうちょうがゆ)と呼ばれることもあります。

桜粥は1月15日の朝に食べるものですが、食べ方は地域によって微妙に異なっています。

望の日にちなんでお餅を入れて食べることもありますし、砂糖を入れて食べることもあります。


「小豆粥」と「桜粥」の違い

小豆粥は小豆と米を炊き込んでつくる粥で、桜色になることから桜粥と呼ばれることもあります。

小豆粥と桜粥は同じものなので、違いはありません。

望粥や15日粥といった呼び名もあります。

また、中国や朝鮮などにも小豆粥は存在します。

まとめ

小豆粥と桜粥は呼び名が違うだけなので、全く同じものです。

小豆を入れることで桜色になることから桜粥と呼ばれるようになりました。

1月15日の小正月の朝に食べる風習があり、餅を入れたり砂糖をかけたりする地域もあります。

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