この記事では、「卑近な例」と「分かりやすい例」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「卑近な例」とは?
稀でもなく、身近な場所にあるようなことを「卑近な例」【ひきんなれい】といいます。
高尚でもなく、本当にごく近くにありふれている事柄であるので、とても分かりやすい事を指す言葉です。
例えば、人の代わりに仕事するロボットが街で見かけるようになりましたが、最も「卑近」なところに飲食業で料理を運ぶウエイトレスとして身近な所で活躍するといいます。
「分かりやすい例」とは?
言葉だけで説明するとき、状況が想像しやすいよう具体的な提案を取り上げることを「分かりやすい例」【わかりやすいれい】といいます。
想像できる例を取り上げて伝えるため誰もが理解しやすく、すぐ分かる内容を選ぶのです。
とくに、理解しにくい状況や用語を説明するためには相手が悩まず、正しく間違わないように考えられる予知を与えるのに身近な例を挙げます。
「卑近な例」と「分かりやすい例」の違い
ここでは「卑近な例」と「分かりやすい例」の違いを、分かりやすく解説します。
とても身近に起きた事柄を「身近な例」といいます。
「卑近な例を取り上げて説明する」といえば、誰もが話す内容で伝えるのです。
たいして特別な話でもなく、誰もが話すような事柄を取り上げて会話するという意味で使われています。
もう一方の「分かりやすい例」は相手に内容を説明するとき理解しやすい事例を取り上げて伝えるという意味がある言葉です。
「卑近な例」の例文
・『卑近な例をいくつか取り上げて社長と話した』
・『講師の出す問題は卑近な例なので生徒は学びやすい』
「分かりやすい例」の例文
・『言葉だけでは理解できない生徒に分かりやすい例を取り上げる』
・『作業内容を理解しやすくするため過去の分かりやすい例で伝えた』
まとめ
「例」を使った言葉にはなりますが、より身近な事柄を取り上げるか、誰もが知る事例を伝えるかの違いがあると覚えておくといいでしょう。
