「別格」と「本格」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「別格」と「本格」の違いとは?違い

この記事では、「別格」「本格」の違いを分かりやすく説明していきます。

「別格」とは?

「別格」とは、「他のものと比べて格段の差がある」さまや「技術や芸事などの腕前が他とは比較にならないほど優れている」様子などを示す言葉です。

また、「通常とは異なる特別な取り計らいをする必要がある格式の高い相手」を指して使われることもある文言です。


「本格」とは?

「本格」とは、文字が示すとおり「本来の格式」もしくは「正しい方式」などという意味合いで使われている言葉です。

そのままの語よりも「基本に忠実である」というニュアンスで使われる「本格派」や、「本来どおり」という意味合いの「本格的」などという形容動詞的な使われ方がより親しまれている文言になります。


「別格」と「本格」の違い

「別格」「本格」の違いを、分かりやすく解説します。

「別格」「他方と比較した場合に特別である」という意味合いで使われている言葉です。

一方「本格」「他と比べることなくそのもの自体の格やレベルなどが普通ではない」というニュアンスで使われている文言です。

「ランク」または「等級」などという意味を持つ「格」という共通した語を用いる語句として、一見似たような感じの印象を受ける「別格」「本格」は、実際には微妙に異なる意味合いで用いられる表現になります。

「別格」の例文

・『長い歴史をもつメジャーリーグの中でもロサンゼルスエンジェルスの大谷翔平選手は別格と言えるでしょう』
・『この赤ワインは別格ですね』

「本格」の例文

・『本格的な中華料理は値段もなかなかのものですね』
・『大谷投手はかつてのパイオニアである野茂投手以来の日本人の本格派投手です』

まとめ

「別格」「本格」は、「格」という共通した語を用いている似たような言葉ですが、実際の意味はそれぞれ微妙に異なっています。

使う際には場面や状況などに応じて混同しないように上手に使用してください。

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