この記事では、「並びに」と「かつ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「並(なら)びに」とは?
「並びに」は「前後2つの事柄をつなぐときに用いられる語」を意味する言葉です。
「並びに」の使い方
「並びに」は接続詞として使われています。
「かつ」とは?
「かつ」には副詞としての用法と接続詞としての用法があります。
まず、副詞としては「2つの事柄や物事が平衡して行われることを表す語」、「ちょっと」、「わずかに」、「そのそばから」、「すぐに」という意味を表します。
一方、接続詞としては表すのは「ある事柄に他の事柄が加わることを表す語」という意味です。
「かつ」の使い方
「かつ」は副詞としてや接続詞として使われています。
「並びに」と「かつ」の違い
「並びに」は「前後2つの事柄をつなぐときに用いられる語」を意味する言葉です。
「かつ」には副詞としての用法と接続詞としての用法の2つがあり、接続詞としては「並びに」と同じようなニュアンスを表します。
したがって、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。
「並びに」や「かつ」と同じような意味を表す類義語には「及び」や「その上」、「さらに」、「加えて」などがあります。
「並びに」や「かつ」は英語だと“and”などに訳されます。
「並びに」の例文
・『こちらの書類にお名前、生年月日、ご住所、並びに電話番号の記入をお願いいたします』
「かつ」の例文
・『この映画はとても斬新な内容で、かつ古典的な手法も取り入れられていたので面白かった』
まとめ
「並びに」は「前後2つの事柄をつなぐときに用いられる語」という意味を表します。
一方、「かつ」は副詞としては「2つの事柄や物事が平衡して行われることを表す語」などの意味を、接続詞としては「ある事柄に他の事柄が加わることを表す語」という意味を表します。
同じような意味を含めることから二語は類義語の関係に当たるということでした。