この記事では、「保留」と「延期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「保留」とは?
「保留」は「ほりゅう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「そのままの状態にしておき、いつでも元にもどせる状態にしておくこと」という意味です。
2つ目は「その場で結論を出さず、次回以降に持ち越すことにすること」という意味です。
「保留」の言葉の使い方
「保留」は名詞として「保留にする・した」「保留案件」「保留音」などと使われます。
「保」は「たも(つ)」とも読み「しっかりと持ち続ける」「大切に守る」「養い育てる」という意味、「留」は「と(める)」とも読み「その場所にとめておく」「その位置から動かない」という意味、「保留」で「その位置から動かさず、しっかりと持ち続けること」になります。
基本的に、その場で解決せずに、とどめた状態を維持する様子に使われます。
「延期」とは?
「延期」は「えんき」と読みます。
意味は「定められている期日や期限を先にすること」という意味です。
現在始まることが決まっている、または既に始まっていて終わる日が決まっていることに対して、その日を先に延ばすことを表します。
「延期」の言葉の使い方
「延期」は名詞として「延期する・した」「延期になる」「延期のお知らせ」などと使われます。
「延」は「の(びる)」とも読み「長くのびる」「時間が予定より長びく」「時間や期日がのびて遅れる」という意味、「期」は「区切られた一定の時間」「決められた時点・日時」という意味、「延期」で「決められた時点・日時より遅れること」「決められた時間が予定より長引くこと」になります。
基本的に、ものごとが進行している状態に使われます。
「保留」と「延期」の違い
「保留」は「その位置から動かさず、しっかりと持ち続けること」です。
「延期」は「決められた時点・日時より遅れること」「決められた時間が予定より長引くこと」です。
まとめ
今回は「保留」と「延期」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。