この記事では、「慶賀」と「祝宴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「慶賀」とは?
「慶賀」の読み方は「けいが」です。
「慶賀」の「慶」は「慶事」や「慶祝」「慶弔」などに用いられる漢字で、意味は、喜ぶ、祝う、めでたい、喜び、です。
「賀」は「年賀」や「賀正」「参賀」などに用いられる漢字で、こちらも意味は、喜ぶ、祝う、喜び、です。
つまり、「慶賀」とは、喜び祝うことを意味する言葉になります。
また、「慶賀」の場合、任官や叙位された者がお礼を申し上げるといった意味もあります。
使い方としては、「慶賀の至り」や「慶賀に堪えない」「慶賀の極み」などとなります。
類義語には、「祝賀」や「祝辞」「お慶び申し上げます」などがあります。
「祝宴」とは?
「祝宴」の読み方は「しゅくえん」です。
「祝宴」の「祝」は「祝日」や「祝福」「祝勝会」などに用いられる漢字で、意味は、祝う、です。
「宴」は「宴会」や「宴席」などに用いられる漢字で、意味は、うたげ、です。
つまり、「祝宴」とは、祝いの宴会を意味する言葉になります。
使い方としては、「祝宴を開く」や「祝宴を催す」などとなります。
類義語には、「祝典」や「お祝い」「祭典」などがあります。
「慶賀」と「祝宴」の違い
「慶賀」と「祝宴」の違いを、分かりやすく解説します。
「慶賀」と「祝宴」は、どちらも、めでたいことを意味する言葉になります。
そのうえで、「慶賀」は喜び祝うことを意味するのみとなりますが、「祝宴」の場合は、単に喜び祝うことだけではなく、祝いの宴会を意味する言葉になります。
その点に大きな違いがあります。
「慶賀」の例文
・『益々のご清栄のことと慶賀の至りに存じます』
・『このような名誉ある賞を受賞することができ慶賀に堪えない』
「祝宴」の例文
・『母の還暦を祝うため、家族を集め祝宴を開きました』
・『祖父の100歳の誕生日には大規模な祝宴を予定しています』
まとめ
「慶賀」と「祝宴」には以上のような違いがあるため、適切に使い分ける必要があります。