「喧騒」と「雑踏」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「喧騒」と「雑踏」の違いとは?違い

この記事では、「喧騒」「雑踏」の違いを分かりやすく説明していきます。

「喧騒」とは?

「喧騒」とは人の声や物音がやかましくさわがしいことです。

喧も騒もうるさいことを意味する漢字であり、似た意味を重ねることで意味を強めた熟語の一つと言えます。

誰か一人だけが騒いでいたり、なにか一つが大きな物音を立てているというような状況ではなく、様々な人の声が聞こえたり、色々な物音が重なって騒がしいと言う状況を指す言葉です。

ただしあくまでもそういった人達の立てるうるさい声や音という意味の言葉であり、人が多いことを指す言葉ではありません。


「雑踏」とは?

「雑踏」とは多数の人達が集まり行き交って混み合うことです。

イベントなど何かの理由で人が集まっていることを指す場合もあれば、大きな交差点などで無数の人々が行き交うことを指す場合もあります。

騒がしいという意味を含んで使われることもありますが、基本的に騒がしいなどの物音やうるささについての意味は含みません。

集まっている人や行き交う人の数が多く混み合っていることだけを指す言葉です。


「喧騒」と「雑踏」の違い

「喧騒」「雑踏」の違いを、分かりやすく解説します。

多くの人が立てる声や音でさわがしいことを指すのが「喧騒」で、多くの人達で混み合っていることを指すのが「雑踏」です。

「喧騒」は何人もの人が立てる声や音について触れるだけで、人が集まっている様子を直接指す言葉ではありません。

「雑踏」も基本的に騒がしさは含まれずただ多くの人が集まっていたり行き交っていることを表現するだけの言葉です。

まとめ

多くの人が立てる声や物音でさわがしいのが「喧騒」で、「雑踏」は音は関係なく多くの人で混み合っていることです。

どちらも人が集まっている状況に関連はしますが、「喧騒」はその人達の声や音の騒がしさに焦点を当てており、「雑踏」は人が集まって混み合っているという状況に焦点を当てているのが違いと言えます。

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