この記事では、「佳境に入る」と「ピークを迎える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「佳境に入る」とは?
「佳境に入る」は「かきょうにはいる」と読みます。
意味は、「主に小説や映画、演劇などストーリーにおいて、最も面白い場面や、見ごたえのある場面に差し掛かっていること」です。
物語が続いていく中でも、一番興味がわく様な展開となるシーンを表します。
「佳境に入る」の言葉の使い方
「佳境に入る」は動詞として「佳境に入る・入った」「佳境に入り注目度が上がる」などと使われます。
「佳境+に+入る」で構成されている語で、「佳境」は「興味を感じさせる場面」「景色のよい所」という意味、「に」は接続助詞、「入る」は「人や物がある場所・範囲・状態などに移る」という意味、「佳境に入る」で「物語が最も興味を感じさせる場面に移ること」になります。
「佳境」は俗語的に「ある状況の頂点・最盛期」という意味で使われることもありますが、「佳境に入る」として使われる場合、「最も興味を感じさせる場面」という意味になります。
「ピークを迎える」とは?
「ピークを迎える」は「ピークをむかえる」と読みます。
意味は「ものごとが最高潮の状態になること」です。
続いているものごとが、最も勢いがついたり、最大限の状態になることを表します。
「ピークを迎える」の言葉の使い方
「ピークを迎える」は動詞として「ピークを迎える・迎えた」「ピークを迎えて大忙しだ」などと使われます。
「ピーク+を+迎える」で構成されている語で、「ピーク」は英語の「peak」のことで「山頂」「絶頂」「最高潮」「最大限」などの意味、「を」は接続助詞、「迎える」は「人の来るのを待ち受ける」「ある時期や段階が訪れる」という意味、「ピークを迎える」で「ものごとに最高潮の段階が訪れること」になります。
「佳境に入る」と「ピークを迎える」の違い
「佳境に入る」は「物語が最も興味を感じさせる場面に移ること」です。
「ピークを迎える」は「ものごとに最高潮の段階が訪れること」です。
まとめ
今回は「佳境に入る」と「ピークを迎える」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。