「一端を担う」と「片棒を担ぐ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一端を担う」と「片棒を担ぐ」の違いとは?違い

この記事では、「一端を担う」「片棒を担ぐ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「一端を担う」とは?

部分的にきちんと責任を持って作業を行なうことを「一端を担う」【いったんをになう】といいます。

全部ではなく、一部に加担しては支援して仕事を勧めていくという意味がある言葉です。

あくまでもサポートする意味で仕事して結果を出す助っ人の仕事します。

一端には部分的という意味があり、担当するといった意味合いがある担うを掛け合わせた言葉です。


「片棒を担ぐ」とは?

作業に加わって力を貸す意味の言葉を「片棒を担ぐ」【かたぼうをかつぐ】といいます。

良いことを企てるというよりも、悪いことしてお金を得る、権力を掴むといったことに自らが加わるという意味で使われている言葉です。

言葉の語源は、駕籠【かご】を担ぐときの棒を左か右の肩に担ぐところから片棒という意味で使われるようになりました。


「一端を担う」と「片棒を担ぐ」の違い

「一端を担う」「片棒を担ぐ」の違いを、分かりやすく解説します。

一部の仕事に加わって仕事することを「一端を担う」といいます。

すべて仕事をするのではなく、与えられたところだけ担うという意味で使われているわけです。

もう一方の「片棒を担ぐ」は悪い計画を立てたとき、力を貸す注ぐ意味で使われている言葉です。

「悪事の片棒を担ぐ」というように、悪い計画に関わって知恵や力を注ぐ意味で使われています。

「一端を担う」の例文

・『まだ新入社員だが、彼らも立派な我が社の一端を担う社員だ』
・『彼は人々を魅了する芸能界の一端を担う芸能人となるだろう』

「片棒を担ぐ」の例文

・『指示されて金銭を受け取りに行くのも片棒を担ぐことになる』
・『現場に立っていただけで事件の片棒を担がされてしまった』

まとめ

「担う」を使い、加担するという意味で使われている言葉ですが、「一端」「片棒」という点に違いがあります。

そこに着目して、どういった場面で使えばいいか学んでみるといいでしょう。

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