「頭上」と「真上」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「頭上」と「真上」の違いとは?違い

この記事では、「頭上」「真上」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「頭上」とは?

頭の上を「頭上」【ずじょう】といいます。

使い方としては、「頭上に注意」といって、そのまま歩くと頭にぶつかる物があるためよく見て前に歩く必要性があると促すのです。

他には「栄冠が選手の頭上に輝く」と素晴らしい活躍した者に相応しい冠をのせて称えます。

このように、色々な使い方ができる言葉であるわけです。

主に、何十cmほどしか離れていない距離である場合に使われています。


「真上」とは?

自分の頭のすぐ上を指すのが「真上」【まうえ】です。

現在の位置からそれほど離れていない位置を指します。

使い方としては、「彼の部屋は喫茶店の真上にある」とすぐ上に住んでいる事実を伝えるのです。

他の使い方としては、「俳優の真上から照明で照らす」と顔がより美しく撮影できるように考えて明るくする工夫を取り入れます。

このように、自分がいる場所や家のすぐ上の場所を指すわけです。


「頭上」と「真上」の違い

ここでは「頭上」「真上」の違いを、分かりやすく解説します。

頭の上にまるで物がのっているような光景を伝えるとき使うのが「頭上」です。

「頭上を見上げる」といえば、頭の上を飛ぶ鳥の姿を差したり、飛行機が「頭上すれすれを飛ぶ」といった言い方するとき使います。

もう一方の「真上」は、隙間もないほど頭の上まで物が飛んで来たと伝えられるのです。

「頭上」よりも何mか離れた上にある部屋を指す場合にも使われています。

「頭上」の例文

・『頭上すれすれで紙飛行機を飛ばす男性が現れた』
・『頭上注意と書かれていたので、用心して道路を走行した』

「真上」の例文

・『動画を弟の真上から撮影するときのコツを学んだ』
・『着物を着て、真上に浮かぶ満月を後ろに写真を撮った』

まとめ

「上」を指すとき使われていますが、「頭」「真」に違いがあります。

どのくらい離れている場所であればどちらを使う学び、使い分けてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典