「あしからず」と「あらかじめ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「あしからず」と「あらかじめ」の違いとは?違い

この記事では、「あしからず」「あらかじめ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あしからず」とは?

「あしからず」は漢字で書くと「悪しからず」になります。

「悪い」という漢字を用いる「あしからず」は、相手の希望や意向、要望などに添うことができない場合に用いる言葉になります。

別の言葉で言えば、「悪く思わないで」「気を悪くしないで」「申し訳ありませんが」などになります。

誰にでも使用可能な言葉ではなく、「あしからず」を目上の人に使用してしまうことで無礼と感じられる場合もあるため注意が必要です。

使い方としては、「あしからずご了承ください」「あしからずご容赦ください」などになります。


「あらかじめ」とは?

「あらかじめ」は漢字で書くと「予め」になります。

意味は、物事の始まる前にあることをしておくことです。

前もって何かをしておくことが「あらかじめ」になります。

例えば、「あらかじめ、伝えておく」の場合、「事前に伝えておく」ことを意味します。

また、「あらかじめ、調べておく」の場合は「事前に調べておく」ことを意味します。

言い換えれば「以前から」「前もって」「事前に」などになります。


「あしからず」と「あらかじめ」の違い

「あしからず」「あらかじめ」の違いを、分かりやすく解説します。

「あしからず」「あらかじめ」は全く異なった意味を持つ言葉です。

「あしからず」は、相手の希望や意向、要望などに添うことができない場合に用いる言葉。

「あらかじめ」は物事の始まる前にあることをしておくことです。

前もって何かをしておくことを意味します。

「あしからず」の例文

・『数に限りがあるため売り切れになる場合もあります、あしからずご了承ください』
・『タイトなスケジュールのため、お土産を選ぶ時間がない可能性もあります、あしからず』

「あらかじめ」の例文

・『今回は、あらかじめ準備しておいた資料に助けられました』
・『あらかじめ調べていたお陰でスムーズに作業は進みました』

まとめ

以上のように、「あしからず」「あらかじめ」は異なった意味を持つ言葉になります。

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