この記事では、「血湧き肉躍る」と「意気軒昂」の違いを分かりやすく説明していきます。
「血湧き肉躍る」とは?
血湧き肉躍るとは、感情が高ぶり全身に活力がみなぎる様子をいいます。
何かの戦いやスポーツの試合などを前に使うことが多く、体中の血が湧き上がり肉体が跳ね踊るようだという意味になります。
そこから勇ましくて興奮させられるということを表しています。
自分が戦いや試合に出る時だけではなく、観戦する場合などにも用いられます。
「意気軒昂」とは?
意気軒昂とは、意気込んで奮い立つ様子のことをいいます。
元気に満ち溢れていることを表しており、威勢がいいという意味もあります。
意気軒昂と書いて「いきけんこう」と読みます。
意気軒昂の「意気」には、「気力や気概、精神力」といった意味があります。
軒昂は気持ちが奮い立つ様子を表す言葉です。
「血湧き肉躍る」と「意気軒昂」の違い
血湧き肉躍るも意気軒昂も、元気に満ち溢れていて意気込んでいる状態を表す言葉です。
血湧き肉躍るには感情が高ぶっていて、興奮しているというニュアンスが含まれています。
テンションが高い状態を表しています。
意気軒昂にも気持ちが高揚しているというニュアンスは含まれますが、血湧き肉躍るほどテンションが高いというニュアンスはありません。
「血湧き肉躍る」の例文
・『今日のプロレスは血湧き肉躍るシーンの連続で凄い試合になった』
・『地元で開催されるのは血湧き肉躍るような楽しいお祭りだ』
・『この映画は戦場の血沸き肉躍る世界を描いている』
「意気軒昂」の例文
・『祖父は90歳になっても意気軒昂で毎日の晩酌を欠かさない』
・『彼は念願だった富士登山に意気軒昂と出発した』
・『あなたにはいつまでも意気軒昂でいてほしい』
まとめ
血湧き肉躍るも意気軒昂も元気に満ち溢れていて意気込んでいる様子を表しています。
血湧き肉躍るの方が、興奮しているというニュアンスが強いです。