CDもあまり売れなくなり、音楽は配信が主流になっている今になって、ビニールレコードの良さが見直されています。
そんな中、昭和の子供達が買ってもらっていたレコードがソノシートと呼ばれるもので、簡易な「モノラル」のプレーヤーで怪獣の声などを聞いていたものでした。
それでは、この「モノラル」とはどういう意味でしょうか。
また、「ステレオ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「モノラル」と「ステレオ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モノラル」とは?
「モノラル」とは、英語の「momaural」をカタカナで表記したもので、単一のチャンネルしかない音のことです。
元もとは「単一の」という意味を持つ「mono」に「耳」という意味のラテン語から来ている「aural」がついたものです。
「ステレオ」とは?
「ステレオ」とは、英語の「stereo」をカタカナで表記したもので、右と左の2つのチャンネルに分かれている音のことを言います。
そこから派生して、オーディオセットやコンポと言った機器も総合的に「ステレオ」と呼ばれていました。
「モノラル」と「ステレオ」の違い
「モノラル」と「ステレオ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、スピーカーやヘッドホンなどを通して音を聞くときにキーになるものという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、もうすでに解説したように、一つの音しかないのが「モノラル」であり、右側と左側に音が別れているのが「ステレオ」ということになります。
昔は、「ステレオ」というだけですごいことのように思われていましたが、今では、単なる音の扱い方の違いだと理解されており、敢えて「モノラル」で音楽を作るということも行われています。
「モノラル」の例文
・『この音楽はモノラルで録音されています』
・『一般的なエレキギターの出力はモノラルです』
「ステレオ」の例文
・『ステレオといえばホームオーディオの機器のことを示す場合もあります』
・『多くのシンセサイザーやキーボードはステレオで出力できるようになっています』
まとめ
この記事では、「モノラル」と「ステレオ」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。