この記事では、「スランプ」と「イップス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スランプ」とは?
「スランプ」は「slump」と英語表記します。
「スランプ」は、「心身の調子が、一時的に不振になっている状態」という意味があります。
心身の調子が、いつもと違い、一時的に良くない様子になっている時、「スランプ」と呼びます。
特に、スポーツ選手などが、実力を発揮できずに、成績的に落ち込むような状況の時、「スランプ」という言葉を使うことが多くなります。
「イップス」とは?
「イップス」は「yips」と英語表記します。
「イップス」は、「緊張や不安などによって、それまでスムーズにできていたはずの動作が、思い通りにできなくなること」という意味があります。
スポーツや楽器の演奏など、腕や手首などを精密に使う必要がある場面で起こることが多い、運動障害とされています。
「スランプ」と「イップス」の違い
「スランプ」と「イップス」の違いを、分かりやすく解説します。
「スランプ」は、「心身の調子が、一時的に不振になっている状態」という意味があります。
一方の「イップス」は、「緊張や不安などによって、それまでスムーズにできていたはずの動作が、思い通りにできなくなること」という意味があります。
どちらも、今までできたことができなくなるような状態を指す言葉になります。
しかし、「スランプ」は一時的な不調に過ぎないのに対して、「イップス」は、スポーツや演奏ができなくなるほどの運動障害を意味するという違いがあります。
「スランプ」の例文
・『スランプに陥り、A選手の打率が下がる』
・『スランプを脱するよう、過去の自分を思い出す』
「イップス」の例文
・『彼はイップスになって、楽器の演奏が難しくなっている』
・『イップスを抜け出すために、専門家の指導を仰ぐ』
まとめ
「スランプ」と「イップス」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、誰かの状態をきちんと言い分けられるようになるのではないでしょうか。