「障る」と「差し支える」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「障る」と「差し支える」の違いとは?違い

この記事では、「障る」「差し支える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「障る」とは?

「障る」とは、「気に障る」「出世に障る」などといったように、何かの邪魔になること、妨げになることを意味します。

「障る」「障」には、邪魔をする、防ぐ、といった意味があります。

また、「障る」には、体に悪い影響を及ぼすといった意味があり、体の害になる行動について使用されます。

例えば、「夜更かしは体に障る」「無理は体に障る」などといった形で使用します。

言い換えれば、「立ち塞がる」「ブロック」「妨害」「邪魔」「差し障りのある」「支障のある」「害をもたらす」などになります。


「差し支える」とは?

「差し支える」とは、都合の悪いことが起こる、支障が生じる、妨げになる、といった意味を持つ言葉です。

例えば、早く提出してもらわないと業務を遂行することができない場合、「業務に差し支えるため、早く提出してください」といった形で相手に伝えます。

言い換えれば、「邪魔」「害す」「問題がある」「扱いにくい」「差し障る」などになります。


「障る」と「差し支える」の違い

「障る」「差し支える」の違いを、分かりやすく解説します。

「障る」「差し支える」は類語関係にある言葉です。

どちらも、邪魔になる、妨げになるといった意味を持ち、「仕事に障る」「仕事に差し支える」と置き換え使用することも可能です。

ただし、「障る」のみが持つ意味があり、その点に違いがあります。

「障る」のみ、身体に悪い影響を及ぼすといった意味があります。

「障る」の例文

・『彼女の気に障るようなことは、これ以上言わないほうが良い』
・『年配になると仕事での無理は体に障ります』

「差し支える」の例文

・『奨学金の返済があることで、結婚の差し支えるにならないか不安です』
・『このままでは、明日の出発に差し支える』

まとめ

類語関係にある2つの言葉ですが、「障る」のみが持つ意味があるといった点に違いがあります。

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