「謙譲語」と「敬語」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「謙譲語」と「敬語」の違いとは?違い

この記事では、「謙譲語」「敬語」の違いを分かりやすく説明していきます。

「謙譲語」とは?

「謙譲語」とはへりくだり自分を下の立場に置いて相手を立てる言葉や話し方です。

たとえば何かをするを謙譲語で表現すれば何かをいたしますという形になりますし、行くを謙譲語にしたい場合伺うと言い換えます。

相手を立てる言葉には自分と相手の立場はそのままで相手を敬う形の言葉もありますがそれは対等な立場の相手に使えないものの、謙譲語は自分の立場を下において相手を立てる言葉なので、対等な立場の相手に対しても使える言葉遣いです。


「敬語」とは?

「敬語」とは相手に対し敬意を込めて使われる言葉や話し方です。

先に説明した謙譲語も敬語ですが、他にもへりくだらず相手を立てる尊敬語や、物事を丁寧に言い表す丁寧語があります。

敬意を込めると言っても尊敬している相手にしか使わないわけではなく、初対面などの親しくない相手に対しては使って当然といえるほど一般的な礼儀として使われる言葉遣いであり、親しくない相手に敬語を使わないのは失礼です。


「謙譲語」と「敬語」の違い

「謙譲語」「敬語」の違いを、分かりやすく解説します。

自分がへりくだって相手を立てる言葉遣いが「謙譲語」で、相手に敬意を払って使う言葉遣いが「敬語」です。

「謙譲語」の他にも尊敬語や丁寧語という言葉遣いの分類をまとめて指す単語が「敬語」と言えます。

そのため「謙譲語」では自分を下に置きますが、「敬語」は必ずしも自分を下に置いてへりくだるとは限りません。

まとめ

相手に対する敬意を込めた言葉遣いの総称が「敬語」で、「謙譲語」はその一つでありへりくだって自分を下に置き相手を立てる言葉遣いになります。

「謙譲語」は謙遜して相手を敬う言葉遣いなので相手に敬意があることをわかり易く表現できる言葉遣いではありますが、相手に敬意をもって話すための言葉遣いはそれだけではありません。

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