この記事では、「自分に合っている」と「身の丈にあった」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自分に合っている」とは?
「自分に合っている」の意味は以下の通りです。
1つ目は「衣服や器具などが、その人のサイズに適していること」という意味です。
2つ目は「ファッションや趣味など、その人の好みや興味の対象に一致している」という意味です。
3つ目は、「仕事や役割など、その人の価値にふさわしいメリットを得られること」という意味です。
「自分に合っている」の言葉の使い方
「自分に合っている」の「合っている」は、動詞「合う」の連用形「合い」に、接続助詞「て」が付いた「合いて」の音変化で、「よく調和して」「二つのものが一致して」「それだけのことをするかいがあって」という意味、「いる」は動詞の連用形に付き「その動作や状態の程度が非常に深い」という意味です。
「自分に合っている」で、「自分の大きさにに非常に深く調和していること」自分の適性と非常に深く一致していること」「自分にとって非常にやりがあること」になります。
「身の丈にあった」とは?
「身の丈にあった」は「みのたけにあった」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「衣服が、自分の背丈や大きさに適していること」という元の意味です。
2つ目は、転じて「その人の身分や能力にふさわしいこと」という意味です。
「身の丈にあった」の言葉の使い方
「身の丈にあった」は、慣用句として「身の丈にあった生活」などと使われます。
「身の丈」は「背の高さ」という意味の語で、「身の丈にあった」で、「自分の背の高さに適している」という意味、本来は衣服に対して使われる語でした。
衣服は大きすぎても小さ過ぎても不格好に見えることから、転じて「自分の身分や能力に適していることのたとえ」として使われる様になりました。
「自分に合っている」と「身の丈にあった」の違い
「自分に合っている」は「自分の大きさに非常に深く調和していること」「自分の適性と非常に深く一致していること」「自分にとって非常にやりがあること」になります。
「身の丈にあった」は「衣服が、自分の背丈や大きさに適していること」、転じて「自分の身分や能力に適していることのたとえ」です。
まとめ
今回は「自分に合っている」と「身の丈にあった」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。