「石橋を叩いて渡る」と「石の橋も叩いて渡れ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「石橋を叩いて渡る」と「石の橋も叩いて渡れ」の違いとは?違い

この記事では、「石橋を叩いて渡る」「石の橋も叩いて渡れ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「石橋を叩いて渡る」とは?

割れにくい頑丈なものであっても、安全か確かめてから行くことが大事という意味がある言葉を「石橋を叩いて渡る」【いしばしをたたいてわたる】といいます。

絶対に壊れないと思う物であってもヒビが入っていて、少しの振動で割れて落ちる場合もあるので、異常はないか叩いて点検するのです。

このような意味から、慎重すぎて素早く実行できない人を見下す言葉ともなります。


「石の橋も叩いて渡れ」とは?

頑丈にできているので大丈夫と判断しては簡単に渡るのは危険なので、異音がないか確かめてから渡るように忠告することを「石の橋も叩いて渡れ」【いしのはしもたたいてわたれ】といいます。

叩くことで異常はないか分かり、異音があれば注意して渡るようになるのです。

このような意味から、安全だとすぐに判断せず、よく考えてから慎重に行動すべきという意味で使われています。


「石橋を叩いて渡る」と「石の橋も叩いて渡れ」の違い

「石橋を叩いて渡る」「石の橋も叩いて渡れ」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の方から安全か確かめてから実行するのが大事という意味で使われているのが「石橋を叩いて渡る」です。

人を頼りにするよりも、自らがしっかり物事に取り掛かる前に確かめてから行動するのが大事という意味で使われています。

もう一方の「石の橋も叩いて渡れ」は安全をよく確かめてから実行に移そうと人が忠告するとき使う言葉です。

「石橋を叩いて渡る」の例文

・『問題に巻き込まれないよう慎重な人ほど石橋を叩いて渡る』
・『姉は作業に取り掛かる前に機械を点検するほど石橋を叩いて渡る人だ』

「石橋を叩いて渡れ」の例文

・『安全と分かっていても、必ず作業する前に石橋を叩いて渡れ』
・『石橋を叩いて渡れと言われたが、直感で挑戦するのもいい経験になる』

まとめ

「石橋を叩いて」は同じですが、「渡る」「渡れ」の違いがあります。

どのような場面で使われているかを考えては使い分けてみるのもいい勉強方法となるでしょう。

違い
違い比較辞典