「早々に」と「早速に」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「早々に」と「早速に」の違いとは?違い

昭和の時代には「花金」という言葉があり、休み前の金曜日には会社やプライベート問わず、仕事は「早々に」切り上げて遊びに行くのが定番になっていました。

それでは、この「早々に」とはどのような意味でしょうか。

また、「早速に」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「早々に」「早速に」の違いを分かりやすく説明していきます。

「早々に」とは?

「早々に」とは、「そうそうに」と読み、一般的には「急いで」「いつもより早く」という意味で使われる言葉です。

もともとは「早く」という言葉を重ねたものなので、ただの「早く」ではなく早さが通常よりも強調されているということになります。


「早速に」とは?

「早速に」とは、「さっそくに」と読み、一般的には「何かが終わってすぐに」「すぐ」という意味で使われる言葉です。

英語の表現でいえば「as soon as」といえば分かりやすいかもしれません。


「早々に」と「早速に」の違い

「早々に」「早速に」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、「すぐに」という意味で使われることが多いという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、行動の開始が絶対的に「早い」というのが「早々に」であり、2つの行動の間が早いというのが「早速に」であるということになります。

しかし、この違いはきわめて微妙なものなので、場合によっては同じ意味で使われることもあります。

「早々に」の例文

・『早々に出発する必要があります』
・『早々に始めないと今日中に終了しません』

「早速に」の例文

・『早速に、返信いただきまして恐れ入ります』
・『ご依頼された件は、早速に対応させていただきます』

まとめ

この記事では、「早々に」「早速に」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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