「手放す」と「手離す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「手放す」と「手離す」の違いとは?違い

この記事では、「手放す」「手放す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「手放す」とは?

自らが持っていた所有物が手元から離れた後は、所有者に関係なく自由に使われる状態になることを「手放す」【てばなす】といいます。

自由にするという意味がある「放す」を使っている言葉であり、手から解放するように放るのです。

このような意味から、自分が執着してしまう状況において「執着を手放す」といった使い方して、気持ちを気楽にするといった意味で使います。


「手放す」とは?

金銭的に困っているときお金にするため売ることを「手放す」【てばなす】といいます。

自分の手元からあえて離すといった行為により、直接関わらなくなるときに使う言葉です。

例としては、小さな子供が成長して物事が1人でできるようになれば自分の元から離して自立させます。

また、職場では仕事が落ち着いて自分がやらなくてもよくなった状況を表す言葉です。


「手放す」と「手放す」の違い

「手放す」「手放す」の違いを、分かりやすく解説します。

自分が持っている物で必要がないと思うとき積極的に売ったり、捨てることを「手放す」といいます。

身軽にするためにも物を捨てることで精神的な重荷が減ったり、心に余裕ができて新しい物を受け入れられる体勢ができるのです。

もう一方の「手放す」は人間の子供や動物を世話していて、もうその必要がなくなったとき手元から離すという意味で使われています。

「手放す」の例文

・『蝶が狭い籠の中で生きるのは不憫なので、手放すことにした』
・『戦地下では着物を手放す他にお金にする手段はなかった』

「手放す」の例文

・『引っ越しのために大事な書物を手放すのは有り得ない』
・『預かっていた親戚の子供を手放すとき、切ない気持ちになった』

まとめ

「手」を使っている言葉は同じように「てばなす」と読みます。

ただ、何がどのような状態になったとき使えば意味が通じる言葉となるかに目を向けて使い分けてみましょう。

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