非常に長い年月や歳月を表す言葉には「幾星霜」や「悠久」があります。
この記事では、「幾星霜」と「悠久」の違いを分かりやすく説明していきます。
「幾星霜」とは?
「幾星霜」は「いくせいそう」と読む言葉であり、非常に長い年月や歳月を表す時にも使います。
「幾星霜」はこれ以外にも苦労した上で過ごした期間や年月が長いことを表す時にも使うことが可能です。
この言葉に使われている「星霜」は年月を表す言葉であり、星の動きや霜のような季節の天候は一年というサイクルで回ることを表しています。
「悠久」とは?
「悠久」は「ゆうきゅう」と読む言葉であり、果てしなく長い期間や年月を表します。
「悠久」は永遠のように思える時間や歳月を表す意味があり、対象となっているものが変わらないという意味を含んでいるのも特徴です。
「悠久」は日本だと店名や地名に使われています。
「悠久」の類義語には「永遠」や「永劫」、「永久」、「久遠」などがあります。
「悠久」の反対語には「一瞬」や「瞬間」、「瞬時」、「刹那」などが有名です。
「幾星霜」と「悠久」の違い
この2つはどちらも非常に長い年月や歳月を表す意味があります。
「幾星霜」は小説などによく使われており、一般的な会話ではあまり使いません。
「悠久」は長い年月を経ても変化しないことを表す時にも使うことが可能です。
「幾星霜」の例文
・『地球誕生から幾星霜、様々な生命が誕生しては絶滅していった』
・『地球を離れてから幾星霜、その探査機はボロボロになりながらも帰還を目指している』
「悠久」の例文
・『その繁栄した王朝が没落してから悠久の時がたったが、その宮殿は今でも綺麗に保持されています』
・『その姫は魔物封印の生贄として悠久の眠りにつきました』
まとめ
「幾星霜」や「悠久」は非常に長い年月や歳月を表す言葉であり、主に文章や小説で使います。
口語で使う時には「永遠」や「永久」などを使います。