この記事では、「千変万化」と「千差万別」の違いを分かりやすく説明していきます。
「千変万化」とは?
「千変万化」は「せんぺんばんか」と読みます。
「千変万化」に用いられている数字「千」や「万」は数量の多いことを意味します。
また、「変」には変わる、「化」には別のものになる、といった意味があります。
つまり、「千変万化」とは様々に変化することを意味する言葉になります。
局面や状況などが様々に変化し決まることがないことが「千変万化」です。
「千変万化の景色」や「千変万化の表情」などといった形で用いられ、簡単に言えば「目まぐるしい変化」や「表情豊か」「ころころ変わる」などになります。
「千差万別」とは?
「千差万別」は「せんさばんべつ」と読みます。
「千差万別」に用いられている数字「千」や「万」は数量の多いことを意味します。
また、「差」には違う、等しくない、「別」には異なる、といった意味があります。
つまり、「千差万別」とは様々に異なって同じでないことを意味する言葉になります。
「千差万別の症状」や「千差万別のこだわり」「千差万別の見解」などといった形で用いられ、簡単に言えば「多種多様」や「色々」「様々」「バラエティー」などになります。
「千変万化」と「千差万別」の違い
「千変万化」と「千差万別」の違いを、分かりやすく解説します。
局面や状況などが様々に変化し決まることがないことが「千変万化」。
様々に異なって同じでないことが「千差万別」といったように、「千変万化」は動的な変化を意味する言葉に対し「千差万別」は現状を意味する言葉といった違いがあります。
「千変万化」の例文
・『日本には四季があり、千変万化する山々の姿を楽しむことができます』
・『ファッションに詳しい彼女は千変万化していて参考になります』
「千差万別」の例文
・『人の好みは千差万別です』
・『動物でも味の好みは千差万別だと聞いて驚きました』
まとめ
「千変万化」と「千差万別」には、動的な変化を意味する言葉なのか。
それとも、現状を意味する言葉なのか。
そのような違いがあります。