この記事では、「廃止」と「中止」の違いを分かりやすく説明していきます。
「廃止」とは?
「廃止」は「はいし」と読みます。
意味は、「それまで行われていたものごとを、やめてなくすこと」です。
今まで続いていた制度や施設、業務、慣習などの運用をある時点でやめて、二度と行わないことを表します。
「廃止」の言葉の使い方
「廃止」は名詞として「廃止する・廃止した」「廃止される」「虚礼廃止」などと使われます。
「廃」は「すた(れる)」とも読み「くずれて使えなくなる」「衰えて役に立たなくなる」「不用のものとしてやめにする」と意味、「止」は「と(める)」とも読み「活動をやめる」「じっとして動かない」という意味、「廃止」で「不用のものとして活動をやめること」になります。
基本的に、やめて二度と行わないこと、なくすことに使われます。
「中止」とは?
「中止」は「ちゅうし」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが進んでいる半ばでやめること」という意味です。
2つ目は、「あることを実現させるための計画を取りやめること」という意味です。
「中止」の言葉の使い方
「中止」は名詞として「中止する・した」「中止される」「上演中止」などと使われます。
「中」は「なか」とも読み「物のまんなか」「二つの物の間」から転じて「ものごとの進行のなかほど」「一定の範囲の全体」という意味、「止」は「活動をやめる」という意味、「中止」で「ものごとの進行のなかほどで活動をやめること」「ある計画全体を取りやめること」になります。
基本的に、活動をとめることで、延期したり、再開する可能性がある時に使われます。
「廃止」と「中止」の違い
「廃止」は「不用のものとして活動をやめること」です。
「中止」は「ものごとの進行のなかほどで活動をやめること」「ある計画全体を取りやめること」です。
まとめ
今回は「廃止」と「中止」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。