「崩れる」と「こわれる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「崩れる」と「こわれる」の違いとは?違い

この記事では、「崩れる」「こわれる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「崩れる」とは?

圧力がかかると原型を留めないほど乱れることを「崩れる」【くずれる】といいます。

「砂山が強風で崩れる」といえば、山型に積まれていた砂が雪崩を起こして形を失ってしまうのです。

このようなところから、人の整った顔が年齢と共に衰えては悪い見た目になってしまう状態を指します。

また、酒にはまり、生活態度が乱れるようにして「崩れる」といった使い方もできる言葉です。


「こわれる」とは?

計画を立てたものが部下の失態によりすべてぶち壊しになることを「こわれる」といいます。

このようなところから、好きな人に振られて精神的な状態が不安定になってしまうことを「こわれる」と表現するのです。

「彼氏が浮気して心がこわれる」と表しては、かなり心に傷を負った自分の状態を伝えられます。

このように、それまでは順調にいっていた関係性が悪くなる様を指す言葉です。


「崩れる」と「こわれる」の違い

「崩れる」「こわれる」の違いを、分かりやすく解説します。

物に力が関わったことで原型が乱れた状況を「崩れる」といいます。

ここから悲しい出来事が起きて泣きはらした後、顔が「崩れる」ようにして酷い有様になる状態を表すのです。

もう一方の「こわれる」は、計画が駄目になることを意味します。

このことから、心に傷を負うような悪い出来事が起きたとき精神的にこわれては情緒不安定な状態になってしまうのです。

「崩れる」の例文

・『川の流れが激しくなり、斜面が削られて山道が崩れる』
・『40歳を過ぎて肌のケアしないと顔が崩れるので、注意が必要だ』

「こわれる」の例文

・『唯一心から信頼できる顧問との信頼関係がこわれる』
・『良い関係を保って仕事していた相手との仲がこわれる』

まとめ

状況としては似ている状態を表す言葉を取り上げましたが、形に焦点を当てているのが「崩れる」といい、破談したり、関係性が悪化するときは「こわれる」を使うといいでしょう。

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