「和風」と「古風」はどちらも物事の様子を表す言葉です。
それぞれ具体的にどんな様子を表しているのでしょうか。
この記事では、「和風」と「古風」の違いを分かりやすく説明していきます。
「和風」とは?
「和風」とは、「物事の様子が日本的であること」を意味する言葉です。
ある物事の中に日本的な要素や特色が含まれているさまを表します。
「和風」の「和」は「日本」を意味し日本の技法で調理された日本独特の食事を「和食」というように、物事から感じられる風情や雰囲気が日本的であることを「和風」と表現します。
一般的には日本以外の国や地域との対比で用いられる表現であり、西洋的な雰囲気を「洋風」中国的な雰囲気を「中華風」北部ヨーロッパ的な雰囲気を「北欧風」というように日本的な雰囲気を意味する言葉が「和風」です。
「古風」とは?
「古風」とは、「物事の様子が古いこと」を意味する言葉です。
物事に見られる特徴や個性が新しいものではなく昔のようであるさまを表します。
一般的には新しさがなく古いことを肯定的にとらえる場合に用いられる表現で褒め言葉として使います。
時代遅れや古びているのではなく、伝統的な古式ゆかしい様子に対して使う言い方です。
「和風」と「古風」の違い
「和風」と「古風」の違いを、分かりやすく解説します。
「和風」と「古風」の違いは「雰囲気」です。
どちらも物事から感じられる雰囲気を意味する言葉ですが「和風」は基本的な雰囲気を出すのに対し「古風」は昔ながらの古い雰囲気を表します。
「和風」は地域的な特性を指し「古風」は時代的な特性を指す、という違いでも区別できます。
「和風」の例文
・『和風のインテリアでまとめた部屋』
・『和風デザインが好みだ』
「古風」の例文
・『今どき珍しい古風な人』
・『古風なやり方を守り続けている』
まとめ
「和風」と「古風」では感じられる雰囲気が全く違います。
どのようなイメージなのかを正しく理解して使い分けましょう。