「厄除け」と「身代わり」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「厄除け」と「身代わり」の違いとは?違い

この記事では、「厄除け」「身代わり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「厄除け」とは?

「厄除け」とは悪いことを寄せ付けないようにするお守りです。

厄とは事故などの災いや怪我病気などの苦しみを指す言葉であり、それを跳ね除けるというのが厄除けの役目になります。

風邪をひかないように予防するのと同じように、悪い出来事が起きないように予防するものだと認識するべきです。

他所から悪いもの悪いことが来ないようにするものなので、すでに自分に降り掛かった厄を払い解消するようなものではありません。

あくまでも災厄の予防が厄除けです。


「身代わり」とは?

「身代わり」とは悪いことが起きた際に、自分の代わりになってその悪いことを引き受けてくれるというお守りです。

厄に対して文字通り自身の代わりになるものと言えます。

厄が自分に寄り付かないよう跳ね除け予防するのではなく、寄ってきてしまった厄を自分の代わりに引き受けてもらう対症療法のようなものだと言えるでしょう。

身に着けていると身代わりになってくれるというお守りもあれば、人形になっていて自分の具合が悪い所を撫でるとその体調不良を引き受けてくれるという身代わりもあります。


「厄除け」と「身代わり」の違い

「厄除け」「身代わり」の違いを、分かりやすく解説します。

災いを寄せ付けず跳ね除けて悪いことがそもそも起きないようにするお守りが「厄除け」で、災いが起きてしまった時に自分の代わりに被害を引き受けてもらうためのお守りが「身代わり」です。

病気に例えると「厄除け」は予防するのに対し、「身代わり」は対症療法で対処するようなものと言えます。

まとめ

悪いことが起きないようにするのが「厄除け」で、「身代わり」は悪いことが起きてしまった時に被害を受け持ってもらうものというのが両者の違いになります。

なにかあっても身代わりが引き受けてくれると言っても、そもそも何も起きないのが一番いいので、身代わりは取り扱っていなくとも厄除けは取り扱っている寺社は多いです。

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