この記事では、「予告」と「告知」の違いを分かりやすく説明していきます。
「予告」とは?
予告とは、これから起きることについて前もって知らせることをいいます。
予告の「予」には「あらかじめ、前もって」という意味があり、「告」には「つげる、しらせる」といった意味があります。
あらかじめ広く知らせておくことを表していて、映画の宣伝に用いられる短い動画などは予告編と呼ばれたりもします。
「告知」とは?
告知とは、告げ知らせることをいいます。
物事を人に知らせたり、通知したりすることを表しています。
保険業界には告知義務と呼ばれるものがあり、生命保険に加入する際に既往歴や健康状態を伝える義務のことをいいます。
それから不動産の分野でも告知義務という言葉は使われていて、不動産の売却や賃貸契約時に告知義務を負う物件などもあります。
事故物件と呼ばれるもので、瑕疵の内容を伝える義務が告知義務になります。
「予告」と「告知」の違い
予告はあらかじめこれから起きることを伝えることで、告知は告げ知らせることをいいます。
告知の場合には、これから起きることに限ったものではありません。
「予告」の例文
・『来月公開される映画の予告編を見たけどあまり興味をひかれなかった』
・『大々的に行われているキャンペーンでも予告なしに急に終了することがあるので気を付けたい』
・『予告なしにいきなり従業員を解雇することは許されない』
「告知」の例文
・『彼女は乳がんの告知を受けた時、取り乱すことはなくとても落ち着いているように見えた』
・『養子であることを伝える真実告知はできるだけ早い方が良い』
・『緊急告知というといかにも重大なことのようだが実際はさほど重要なニュースではない』
まとめ
予告はあらかじめこれから起きることを伝えることで、告知は告げ知らせることです。
告知の場合には、これから起きることに限ったものではありません。
