この記事では、「近日」と「後日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「近日」とは?
「近日」とは数日前程度の近い過去や、数日後程度までの近い未来を指す言葉です。
近い過去は最近など他の言葉が使われることも多く、特にいま現在からそれほど日が経たない時期を指す言葉としてよく使われます。
具体的な日付までは指定できないけれどさほど時間はかからないという言葉なので、近いうちになんとかなる目処が立っている場合に使う言葉です。
「後日」とは?
「後日」とはその日より後の日を指す言葉です。
数日後ということもあれば数週間やそれ以上に後ということもあるでしょう。
どれくらい後になるかの目処が立つ状況で使われることもあれば、どれだけ後になるか見通しがつかないという場合に使われることもあります。
今より後の日という広い範囲を指す言葉なので様々な場面で便利に使われる言葉ですが、どれくらい後になるかが全く伝わらないため、どれくらい後になるか予想できるなら他の言葉に言い換えられることも多いです。
「近日」と「後日」の違い
「近日」と「後日」の違いを、分かりやすく解説します。
それほど日が経たないうちという言葉が「近日」で、今より後の日というのが「後日」です。
「近日」はそれほど日数がかからないという見通しがついている場合に使いますが、「後日」はどれくらい後になるか見通しがつかない場合にも使われます。
また数日程度を目安に使われることが多い「近日」に対し、「後日」は数週間など比較的長い時間が経った後ということも珍しくありません。
「近日」の例文
・『新作映画が近日公開予定と発表された』
・『結果は近日中にご報告いたします』
「後日」の例文
・『後日改めてお礼に伺います』
・『あの時の不審者が殺人犯だったと後日知った』
まとめ
今より後という点では共通していますが、どちらも使われている文字通り「近日」は近いうちという狭い範囲の時間を、「後日」は後の日という広い範囲の時間を指すという違いがあります。
「近日」という場合数日でなんらかの動きがあることが多いですが、「後日」という場合はどれくらいに後になるかは予想もつかないことが多いです。
