この記事では、「気負わず」と「無理せず」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気負わず」とは?
「気負わず」は「きおわず」と読みます。
意味は、「必要以上に張り切らないようにすること」です。
誰よりも優れた結果を出そうとしたり、早く成功させようと勢いを付けようとせず、もっとリラックスして良いことを表します。
「気負わず」の言葉の使い方
「気負わず」は否定を表す動詞として「気負わずとも良い」「決して気負わずに」などと使われます。
「気」は「空気」「大気」から転じて「精神・感情の働き」という意味、「負わず」は動詞「負う」の未然形に、打消しの助動詞「ず」が付いた語で「身に受けない」「自分で引き受けない」という意味、「気負わず」で「張り切る感情を持ちすぎない」になります。
語源は「競う(きほふ)」という古語で、「相手に負けたくないと張り合うこと」という意味です。
「無理せず」とは?
「無理せず」は「むりせず」と読みます。
意味は、「困難なことに対して、押し切ってしないこと」です。
実現させるのが難しいと思われることを、能力不足・準備不足な状態でしいてする必要なないことを表します。
「無理せず」の言葉の使い方
「無理せず」は否定を表す動詞として「どうぞご無理せず」「無理せず時間をかけてする」などと使われます。
「無理」は「実現するのがむずかしいこと」「押しきってすること」という意味、「せず」は動詞「する」の未然形に、打消しの助動詞「ず」が付いた語、「無理せず」で「実現するのが難しいことを、押し切ってしない」になります。
「気負わず」と「無理せず」の違い
「気負わず」は「張り切る感情を持ちすぎない」です。
「無理せず」は「実現するのが難しいことを、押し切ってしない」です。
まとめ
今回は「気負わず」と「無理せず」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
