この記事では、「強弱」と「抑揚」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「強弱」とは?
強い弱いを繰り返しては音を表現することを「強弱」【きょうじゃく】といいます。
「このフレーズは強弱をつけて演奏する」というように、指示された部分だけは音を強く出したり、ときに弱くするといった工夫を取り入れるのです。
「感情を表すときは強弱をつける」ともいい、主に演奏や人の話し方、歌声といったものに対して感情の込め方を表します。
「抑揚」とは?
上げる下げては音声の調子を表すことを「抑場」【よくよう】といいます。
話すときは、相手に感情を込めて気持ちを伝えるとき強弱を取り入れて伝えればより気持ちを込められるのです。
また、文章だけであっても人の感情や物事についてより調子を加えて伝えられます。
使い方としては、「声優は抑場加えて声を出す」といって、いかに声で登場人物の感情を視聴者に伝えられるか表すわけです。
「強弱」と「抑場」の違い
ここでは「強弱」と「抑場」の違いを、分かりやすく解説します。
音や話し方、歌い声、動きに至るまで幅広く使われているのが「強弱」です。
強くしたり弱く表しては感情を表すときに使ったり、動きに気持ちを込めて表します。
もう一方の「抑場」は人の話し方で使われている感情の表現方法です。
声に高低をつけて話せば、耳だけでも話の内容を把握できるようになるのです。
また、人を惹きつけるように声を高くしたり低くする表現は「抑場」を使い、強い、弱くを表す際には「強弱」を使います。
「強弱」の例文
・『指示される政治家は演説で強弱をつけて、何を目標とするか話す』
・『箱の強弱を調べるため、様々な方向から衝撃を加えてみた』
「抑場」の例文
・『人気オペラ歌手は抑場ある歌い方で観客の心をとらえた』
・『演技はうまくても、抑場のない声は聴く人を飽きさせる』
まとめ
声を出すときはいかに「強弱」をつけて伝えるかで客の気持ちをとらえます。
また、高さと低い表し方ができる方法ともなるため、どのような場面で使えば心を掴む表し方となるか勉強してみましょう。
