「だと」と「かと」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「だと」と「かと」の違いとは?違い

この記事では、「だと」「かと」の違いを分かりやすく説明していきます。

「だと」とは?

「だと」とは断定もしくは言い切りつつ次の文章に繋げる言葉です。

断定して言い切る助動詞の「だ」と格助詞である「と」を合わせた言葉であり、先述した内容についてそうだろうと言い切りつつ、他の言葉に繋げるために使われます。

断定する時に使う助動詞を使っているため、先述したことに疑いをもっておらず、先述する言葉の通りであると思っている時に使われる言葉です。


「かと」とは?

「かと」とは不確定であったり疑問であることを述べつつ次の文章に繋げる言葉です。

疑いの意味を持つ助詞の「か」と格助詞である「と」を合わせた言葉になります。

そのため「かと」の前に述べたことは自分の考えであってもそれが合っているかの確証はなく、正しいことだとも言い切れていません。

そのため疑問に思っていることを先述したり、正しいかはわからないけれど自分の考えたこと思ったことを先述する形で使われます。


「だと」と「かと」の違い

「だと」「かと」の違いを、分かりやすく解説します。

言い切りつつ次の文章に繋げるのが「だと」で、断定できないことを述べつつ次の文章に繋げるのが「かと」です。

「だと」は断定できる物事について述べた後に使われ、「かと」は自分の考えや思ったことであったり疑問などについて述べた後に使われます。

「だと」の例文

・『私の出番はまだ後だと思っていた』
・『夕飯はトレーニングを済ませてからだと決めている』

「かと」の例文

・『何か困り事があるのかと思って声をかけた』
・『このまま進むのは危ないんじゃないかと聞いてみる』

まとめ

どちらも自分の考えを述べる時に使われる言葉ですが、「だと」はそれについて断言したり言い切る場合に使われ、「かと」は疑問であったり断言できない考えなどの場合に使われるという違いがあります。

そのため自分の考えを述べている文章で使うとしても、「だと」を使う方が自信を持って言っているというニュアンスを与えられるでしょう。

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