この記事では、「ご参集」と「ご参加」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご参集」とは?
ご参集は、ごさんしゅうと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、敬意を込める語である、ごの後に、大勢の人が集まる事といった意味を持っている参集の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故にご参集は、相手に特定の場所に集まってくれる様にお願いする時に利用される言葉です。
もっとも敬語表現であるため、目上の相手等に丁寧にお願いしたい際に使われています。
「ご参加」とは?
ご参加は、ごさんかと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、集まりに一員として加わって行動を共にするという意味を有する参加の漢字の前に、敬いを込める語である、ごを加える事で完成した言葉となっています。
以上の事からご参加は、活動や集まりに仲間となって加わる事を示すのです。
敬語表現となっている事から、立場的には上にあたる人物に丁寧に仲間に加わって貰える様にお願いする際に、用いられる事が多い言葉となっています。
「ご参集」と「ご参加」の違い
ご参集とご参加の文字表記を比較すると、最後の漢字が集と加という違いがある事に気付けるものです。
所が前の2文字は共通しているため、似た様な言葉だと混同してしまう人もいたりします。
とはいえ表現する意味には違いがあるので、それぞれの言葉の意味を把握すれば上手に使い分けが可能です。
まずご参集は、大勢が集まるという意味を敬意を込めて表現した言葉で、目上の人物に集まる様にお願いする言葉となっています。
対するご参加は、相手に仲間に加わる様に丁寧にお願いする言葉です。
まとめ
2つの言葉には同じ文字が複数使われており、見た目は似ているのでごっちゃになる恐れは十分にあります。
ただし指し示す意味のニュアンスには相違点があるので、そこを踏まえれば問題なく使い分けが可能です。
ちなみにご参集は、集まる様に相手に丁寧にお願いする際に使用される言葉となっています。
対するご参加は、仲間に加わる様に丁寧に相手にお願いする言葉として用いられているのです。
