「遂に」と「終に」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「遂に」と「終に」の違いとは?違い

この記事では、「遂に」「終に」の違いを分かりやすく説明していきます。

「遂に」とは?

「遂に」「ついに」と読みます。

「遂に」「遂」には、とうとう、成し遂げる、やり遂げる、といった意味があります。

「遂行」「完遂」「未遂」などといった言葉に用いられる「遂」

「遂に」を言い換えると、「やがて」「とうとう」となり、ようやくたどり着いた、達成することができた、やり遂げることができた、といった意味を持つ言葉になります。

例えば、「遂に完成した」などといった形で使用します。


「終に」とは?

「終に」「ついに」と読みます。

「終に」「終」には、終わる、終わり、最後、ついに、とうとう、といった意味があります。

「終結」「終了」「終点」「終日」などといった言葉に用いられる「終」

「終に」を言い換えると、「結局」「とうとう」「最終的には」となり、「終わり」という漢字を使用していることから終着地点を示す形で使用されます。

例えば、「終に最終回を迎えた」などといった形で使用します。


「遂に」と「終に」の違い

「遂に」「終に」の違いを、分かりやすく解説します。

「遂に」「終に」は、どちらも「ついに」と読み基本的に大きな違いのある言葉ではありません。

そのうえで、使い分けが求められる際に「遂に」の場合は、ようやくたどり着いた、達成することができた、やり遂げることができた、といった意味として使用します。

また、「終に」の場合は、「終わり」という漢字を踏まえ、終着地点を示す形で使用すます。

「遂に」の例文

・『念願だった夢を遂に達成することができた』
・『子どもが誕生した時は遂にこの時が来たのかと涙が止まりませんでした』

「終に」の例文

・『大好きだった漫画が終に最終回を迎えました』
・『闘病中だった父が終に最期の時を迎えました』

まとめ

同じ意味として使用可能な「遂に」「終に」にも、以上のような微妙な違いがあります。

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