目的を達成するための印や水準、心がけを示す言葉には「志」や「目標」があります。
この記事では、「志」と「目標」の違いを分かりやすく説明していきます。
「志(こころざし)」とは?
「志」とは心がある方向を向いていることを示す言葉であり、何か行動しようと思っている心を表します。
「志」は意志や意向のように自発的な心を示す言葉であり、目的に向かって努力して実現させようという気持ちを示すのが特徴です。
漢字の「志」はこれ以外にも人を思いやる気持ちや書き記したものを示す意味があります。
「目標」とは?
「目標」とは特定の場所や点に対してしっかりと着くように示された目印を示す言葉です。
「目標」はこれ以外にも射撃や攻撃の対象という意味や、行動に対して実現すべき水準を示す時にも使うことが可能です。
個人の行動や集団の計画にはこの「目標」をしっかりと立てることで行動が具体的になるのが特徴です。
「目標」の類義語には「目安」がありますが、こちらは目当てやおおよその基準を示す意味や箇条書きした文章を示す意味があります。
「志」と「目標」の違い
「志」は目的や行動に対して意志や意向を持っていることや、これに対して努力して実現しようとする気持ちを示す言葉です。
「目標」は行動に対して実現すべき水準を示す言葉であり、客観的な目安を示す時にも使います。
「志」の例文
・『その将軍は志半ばで死んでいったが、後世にはこの顛末を語った書物が見つかり有名になりました』
・『彼の志はとても大きいものであり、将来は議員になって国を変えると考えています』
「目標」の例文
・『目標に向かってひたすら努力した甲斐があって、彼は大学の教授になりました』
・『今年の目標はダイエットを続けることですが、早くも挫折しそうです』
まとめ
「志」や「目標」は個人の行動から集団の計画などで用いられるものであり、これをしっかりと設定しておくことで活動や仕事がより良いものになります。
