この記事では、「ふてぶてしい」と「厚かましい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ふてぶてしい」とは?
「ふてぶてしい」は「開き直って図太いこと」や「大胆不敵であること」を意味する言葉であり、漢字では「太々しい」と表記されます。
「ふてぶてしい」の使い方
「ふてぶてしい」は形容詞として使われています。
「厚かましい」とは?
「厚かましい」は「行動や態度に慎みがないこと」や「図々しくて遠慮がないこと」を意味する言葉です。
「厚かましい」の使い方
「厚かましい」は形容詞として使われています。
「ふてぶてしい」と「厚かましい」の違い
「ふてぶてしい」は主に「遠慮がなく大胆で、怖いものなしといった様」を表す言葉です。
一方、「厚かましい」は「恥知らずで遠慮がない様」を表す言葉です。
したがって、同じような意味を表すことから二語は類義語の関係に当たると言えるでしょう。
「ふてぶてしい」の例文
・『彼のふてぶてしい態度に周囲の人たちはイラ立ちを覚えていた』
・『ふてぶてしい外交官の対応に、相手国の多くの国民から批判が寄せられた』
・『彼女のふてぶてしい物言いに対して、改めた方がよいと指摘した』
・『この芸能人はふてぶてしい振る舞いを続けた結果、誰からも相手にされなくなってしまった』
・『兄は幼い頃はふてぶてしい性格だったが、大人になって謙虚になった』
「厚かましい」の例文
・『彼は厚かましい人物なので私は苦手だ』
・『とても厚かましい言い方をしてきたので、親であっても思わず怒りを抱いてしまった』
・『店員に対して横柄な態度を取る厚かましい客を目にした』
・『厚かましいとは思いますが、どうか願いを聞き入れてはもらえないでしょうか?』
・『不思議と彼女の物言いには厚かましい印象を感じなかった』
まとめ
「ふてぶてしい」と「厚かましい」は同じような意味を表す類義語の関係に当たるということでした。