この記事では、「うずめる」と「埋める」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「うずめる」とは?
土に穴掘って物を入れるという意味で使われているのが「うずめる」です。
例えば、壷に小銭入れて蓋をして中に埋めます。
このようなところから、悲しい気持ちでどうしようもないとき、誰かの胸を支えにして顔を「うずめる」といった言い方をするのです。
たいてい容器は頑丈な陶器でできている瓶が選ばれていて、水や泥が入り込まないようにします。
「埋める」とは?
地面に穴が開いていれば砂や泥を入れて平らにすることを「埋める」【うめる】といいます。
道路に窪みがある場合いはタイヤがはまってハンドルに動きが取られないようしっかり埋めて平らにして、安全に走行できるようにするわけです。
他には土に分解される生ゴミを穴に入れて、その上から土をかぶせて埋めていきます。
このように、穴や窪みを平らにしたり、物を入れておくという行為を指すのです。
「うずめる」と「埋める」の違い
「うずめる」と「埋める」の違いを、分かりやすく解説します。
わざと人が地面に穴を掘り、中に長年経っても潰れない、水が入り込まない壷や瓶にお金、貴金属を入れて埋めることを「うずめる」といいます。
もう一方の「埋める」は車が頻繁に通り擦れてできた窪みや、自然に劣化して開いた穴に土やコンクリートを入れて平らにする行為を指すわけです。
「うずめる」は好きな人の胸に飛び込み、自分の感情を強くぶつけるといった場面でも使われています。
「うずめる」の例文
・『親からの遺産を隠すため瓶の中に入れて地面にうずめた』
・『遠距離の彼氏に会って感極まり、胸の中に飛び込んで顔をうずめた』
「埋める」の例文
・『犬が穴を掘り、中に牛肉の骨を隠すように埋めた』
・『地震で道路に穴が開いたので、重機で埋める作業した』
まとめ
とても似た行為を指す言葉ですが、故意に穴を開けて大事な物を入れるのか、風化や災害で出来た窪みを修復するために行なうかの違いがあると覚えておけばいいでしょう。