この記事では、「出来次第」と「終わり次第」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出来次第」とは?
「出来次第」は「できしだい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「作品や書類など、作成中のものが、仕上がった時点で直ちに」という意味です。
2つ目は、「現在作成しているものの、仕上がり具合の良し悪しにより、次の状況が変わってくることを表す語」という意味です。
「出来次第」の言葉の使い方
「出来次第」は副詞として「出来次第連絡する」などとつかわれたり、名詞・形容動詞として「出品するかは出来次第だ・である」などと使われます。
「出来」は動詞「出来る」の連用形画名詞化した言葉で「ものが完成すること」「仕上がり具合」という意味、「次第」は「名詞に付き、そのものごとの事情のいかんによるという意を表す接尾辞」「動詞の連用形に付き、その動作がすむと直ちにという意の接尾辞」、「出来次第」で「ものごとが完成するとただちに」「ものごとの仕上がり具合により」になります。
「終わり次第」とは?
「終わり次第」は「おわりしだい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある作業が全て済み、もう次が無いとなった時点で直ちに」という意味です。
2つ目は「ある作業がおしまいになるタイミングにより、次の状況が変わって来ること」です。
「終わり次第」の言葉の使い方
「終わり次第」は副詞として「終わり次第知らせる」「終電に間に合うかは終わり次第だ」などと使われます。
「終わり」は動詞「終わる」の連用形が名詞化した言葉で「続いていたものごとが、そこでおしまいになる」という意味、「次第」は名詞に付き、そのものごとの事情のいかんによるという意を表す接尾辞」「動詞の連用形に付き、その動作がすむと直ちにという意の接尾辞」、「終わり次第」で「続いていたものごとが、そこでおしまいになるとただちに」「そこでおしまいになるタイミングにより」になります。
「出来次第」と「終わり次第」の違い
「出来次第」は「ものごとが完成するとただちに」「ものごとの仕上がり具合により」です。
「終わり次第」は「続いていたものごとが、そこでおしまいになるとただちに」「そこでおしまいになるタイミングにより」です。
まとめ
今回は「出来次第」と「終わり次第」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。