世の中はわからないことだらけです。
言葉もそうですが、新しい製品や新しいサービスがどんどん出てくるので、今までの知識は役に立ちません。
そんな時に必要なのが「質問がある」と言う主張です。
それでは、この「質問がある」とはどういう意味でしょうか。
また、「ご質問があります」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「質問がある」と「ご質問があります」の違いを分かりやすく説明していきます。
「質問がある」とは?
「質問がある」とは、文字通り何か「わからないので聞きたい事がある」と言うことを表す言葉です。
「質問」にはもともと「問いただす」と言う意味があるので、「質問がある」には相手を問いただしたいというニュアンスが含まれます。
「ご質問があります」とは?
「ご質問があります」とは、文字通り何か「わからないことがあるので聞きたい」と言うことを表す言葉で、前述の表現と同じように使われることがあるようです。
しかし、実際には大きな問題があり、それに関しては次の項で説明します。
「質問がある」と「ご質問があります」の違い
「質問がある」と「ご質問があります」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、どちらも「聞きたい事がある」と言う意味で使われる言葉であるようなのは同じですが、どこが違うのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「質問がある」は正しく、「ご質問があります」は自分が質問する場合には間違った表現であると言うことになります。
これには背景として尊敬語と謙譲語というものがあり、相手を敬う場合には、相手の行動は尊敬語、自分の行動は謙譲語で表すことになります。
ただ、難しいのは「お手紙」や「お電話」などのようにその両方に使えるものと、今回の「ご質問」のように尊敬語としてしか使えないものがあります。
したがって、自分の行動の「質問」に関しては「ご」をつけないのが正しいということになります。
ただ、次の例文で示すように「質問がありますか」という問い換えの言葉は成立します。
「質問がある」の例文
・『今の説明に関して質問があります』
・『質問があるので、後でお聞きしてもよろしいですか』
「ご質問があります」の例文
・『今後説明したことに関してご質問がありますか』
・『「ご質問があります」を自分の行為に使うのは間違いです』
まとめ
この記事では、「質問がある」と「ご質問があります」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。