「演歌」や「バラード」はゆっくりとした曲調が特徴な音楽を示す言葉です。
この記事では、「演歌」と「バラード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「演歌」とは?
「演歌」とは明治時代に生まれた曲を示す言葉であり、元々は政府批判を歌にした演説歌を表していました。
1960年代になると「演歌」は大衆娯楽として人気になり、日本人らしい心情や感覚、情念を表現しているのが特徴です。
「演歌」は独特なスローテンポとコブシといった歌唱法が使われており、和の伝統や男女の情愛を歌うものがヒットしました。
「演歌」の類義語には「歌謡曲」や「ムード歌謡」があります。
「バラード」とは?
「バラード」は英語で“ballade”と書く言葉であり、こちらは元々古いヨーロッパの詩の形式を示す意味として使われていました。
「バラード」この詩に音楽を付けたものを表す時にも使われており、現代ではポピュラー音楽の一種に分類されています。
「バラード」はゆっくりとしたテンポや美しいメロディー、綺麗なハーモニーが特徴であり、テーマとしては男女の恋愛が多く扱われています。
「演歌」と「バラード」の違い
この2つはどちらもゆっくりとしたテンポが特徴的な音楽を示す言葉です。
「演歌」は日本独自の音楽形式であり、「バラード」は世界中で歌われている形式として有名です。
「演歌」の例文
・『最近の演歌歌手は若い人からも人気があり、アイドルのような人もいます』
・『演歌独自のコブシは中々難しく、声量もしっかり大きくないと出せません』
「バラード」の例文
・『少し昔のバラード名曲を集めたアルバムをよく聴いています』
・『彼はバラード歌手として有名であり、落ち着いたラブソングはどれも名曲揃いです』
まとめ
「演歌」や「バラード」は落ち着いたテンポの曲調が特徴的な音楽です。
「演歌」は日本独自の音楽であり、「バラード」は世界の色々な場所で歌われています。